カーニバル前夜の男たちの準備に迫る
綾にプレゼントしたいものがあるんだ!
陽子、なによ急に・・・
陽子、プレゼント、ありがとう・・・
・・・ってこれはなによ。
綾の舌に合うと思って選んだんだ!
これはハラペーニョっていうメキシコで有名な青唐辛子なんだ!
スライスしてピクルスにしたハラペーニョなんだけど、おいしいぞ!
ハラペーニョっていうのね。
陽子にしては不思議なチョイスね。
いますぐ食べようよ!このまま食べられるんだぞ!
わかったわ。
・・・
あれ?食べないの?
陽子が先に食べなさいよ!
青唐辛子って言ってたじゃない!絶対に辛いわ!
私をからかうつもり!?
そんな訳ないだろ!
ハラペーニョはあまり辛くないんだぞ!
ほら、食べるぞ。
(もぐもぐ)
ねっ、大丈夫でしょ?
あまり辛くなさそうね。
私も食べてみるわ。
(もぐもぐ)
っ!
ちょっと!辛いじゃない!
陽子みたいに涼しい顔で食べられないわ!
慣れればパクパク食べられるようになるって!
はははは、顔が真っ赤だぞ。
陽子のばか!
顔が赤くなるのはしょうがないじゃない!
ごめん!ごめん!
で、綾はハラペーニョ気に入ってくれた?
まあ、辛いのを除けばおいしかったわ。
おとうさんが喜びそうね。
そっかー!気に入ってくれてよかったー!
綾にプレゼントすると喜んでくれるから、送りがいがあるよ!
そんな・・・
べっ、別に陽子から貰ってもうれしい訳じゃないし!
でもうれしくないって訳でもないし!
はははは!
おうっ!